結婚相談所のホームページなどを見ると、「当所の成婚率は80%!!」みたいなコピーを目にしませんか?
ご覧の方は「そうか。10人中8人がここで結婚できるのね」と思うのか思わないのか・・(;^_^A)?
では、どういう計算式から算出された成婚率なのでしょうか?
諸説(相談所や連盟組織によって異なる。というか、に計算式をどう設定しようが任意だったりも)あるのですが、
まず1年を通して見ないとわからない事だけは確かです。
そんな中、TMS(全国結婚相談事業者連盟)がこんな資料を出してくれました。
まず、2023年TMSに加盟する結婚相談所(当所)の平均成婚率は55.7%とのことです!! 半分以上ですね。
しかし、「平均とは大きな数字に引っ張られて高くなるから中央値の方がリアル」と言われていますので、中央値を出したらもっと低いいのかもしれません。
「日本一成婚率の高い連盟」とうたっております。
TMSの社長さんは裏表のないタイプの人なので、大風呂敷ではないと思ってます。
さて、ではどんな計算式なのでしょうか?
各相談所の成婚率について 計算方法 システムにおいて成婚結果のアンケート集計による結果
成婚率=1a÷{1a+(2a+2b+3a)}
1a
TMSまたはスクラム内での成婚退会 「計算の対象」
1b
他連盟等の自社サービスでの成婚退会 「計算の対象外」
2a
中途解約 ※自社サービス以外(外部成婚)での成婚退会「計算の対象」
2b
契約期間中における契約解除 ※相手決まらず退会 「計算の対象」
3a
契約期間満了 ※相手決まらず契約継続せず退会
「計算の対象」 解り難いと思いますので、仮設を立てて説明します。
↓
・仮に当所において、2023年度の成婚退会者が15人だったとします。
1a =15
・TMSではなくIBJで成婚退会した人が5人いたとします。
1b =5
・知り合いの紹介やアプリで付き合った人と結婚が決まったという人が4人いたとします。
2a =4
・活動が難航して辛くなり契約期間(仮に1年)内に途中退会した人が4人いたとします。
2b =4
・1年の契約期間が終了したけど相手は決まらず、契約延長せず退会した人が3人いたとします。
3a =3
成婚率=1a÷{1a+(2a+2b+3a)}
15÷{15+(4+4+3)}= 56,7%
56.7%
TMS発表の55.7%に寄せて計算のシミュレーションをしてみました。
つまりは成婚退会したすべての人を、”他連盟で成婚退会した人を除いた”退会者(成婚した人、成婚していない人、結婚相談所外で結婚した人)で割ったというカタチになっているのだと思います。
解釈が間違っていたらゴメンなさい。 ※ご指摘いただいたら事務局に再確認します。