身上書交換の注意点
前回の「身上書交換について」の記事が多くの方に読まれたようなので、続編を書いてみたいと思いました。
結婚相談所において仲人が介在しないケースが多くなった現在にあって、当時者2人だけで身上書を交換するときの注意点や課題があります。
それは以下のとおりです。
1)プロフィールに「交際が進んだら身上書交換希望」と書いていない場合(お相手も自分も)、面と向かって(もしくはメールや電話やらラインでも)それを希望するには少し勇気が必要なのではないかと想像します。
「拒否られたらどうしよう」「え?何それ?と、怪訝な顔をされたらどうしよう」とか。
切り出し難い場合は、家族の話からし始めるのが良いと思います。
「ウチの親、堅いところがあるんですよねぇ。祖母祖父もそうだって。
姉の結婚のときも身上書交換を求めていました。知人の紹介で結婚したんですが。」
こんな感じでどうでしょう。
かなり激しく拒否されるようでしたら、無理強いしない方が良いです。
ただ、「価値観や生育環境に違いがあるなぁ」と認識し、さらに深く結婚観の刷り合わせをしてください。
冷静かつ慎重にしてください。
2)身上書交換を互いが合意した場合、フォーマットを合わせるのが良いかもしれないですね。
相手が手書きなら自分も手書きで、字に自信がない人はワードで作ってもOKなのですが(縦書き、行書体などで)、それも双方合わせた方が良いでしょう。
おうちの人が「あら、手書きじゃないのね」とか言ったら、「2人ともあまり字に自信がないから、相談してそうしたんだ」と返せば良いかと思います。
「2人はこの先、結婚に向けて進みたいと思っている!」という意志を表明するつもりで。
3)が、しかし!残念なことに、身上書を見ておうちの人が快くない反応をすることもあります。
理由はまあ、いろいろでしょうが・・(汗)。
親の反対を押し切ってまで、その結婚を進めようとする方は相談所では少ないと見ています。
悲しいかな、ご縁ならずということです。
NGを出された方は良い気持ちがしないのは当たり前なのですが、詳しい理由は、聞かないし言わないのが暗黙の了解事になっているのかもしれません。
そして、この身上書は返却し合わなけばいけません。
結婚相談所に報告して交際終了です。
二度と会うことはありません。仲人が身上書交換に介在していた頃は、相談所経由でご本人に返却(郵送)していましたが、今はそれもなし。
時間を置かず、身上書に書かれた住所に書留で郵送するのがマナーとされています。
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